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岡山県の観光スポットの一つ・倉敷美観地区。歴史的な街並みの中には、美味しいグルメを味わえる店舗がたくさんあります。今回はランチとスイーツに分けて、おすすめの店を紹介します。食べ歩きマップやモデルルートも提案しているので、参考に巡ってみてくださいね。

倉敷美観地区での食べ歩きの楽しみ方

レトロモダンな飲食店が豊富　

倉敷美観地区には、白壁の蔵屋敷やモダンな洋風建築が立ち並び、蔵や町家を改装した飲食店が数多く点在。メインストリートとも言える倉敷川沿いや、鶴形山側にある「本町通り」に、レトロな雰囲気のカフェやレストランが軒を連ねています。飲食店のオープンは10時ごろから、クローズは17時～18時ごろが多いようです。

マナーを守って飲食しよう

「食べ歩き」とは、その街・エリアのお店を巡りながら、様々なグルメを楽しむこと。中には歩きながらものを食べる「歩き食べ」をする人がいますが、他の観光客やお店への迷惑行為となってしまうので、絶対にやめましょう！マナーを守って食べ歩きを楽しんでくださいね。

食べ歩きマップを参考に巡ろう

見どころ満載の倉敷美観地区。各店こだわりのランチやスイーツを堪能した後は、「大原美術館」「倉敷アイビースクエア」をはじめとする歴史的建築の見学や、街のあちらこちらに店を構える雑貨店でのお土産探しを存分に楽しめますよ。

倉敷美観地区のおすすめランチ

町家喫茶 三宅商店

ノスタルジックな空間で味わう特製カレーと季節限定パフェ

かつては雑貨店を営んでいた「三宅商店」を引き継ぎ、築約150年の町家をリノベーションしたカフェ。ランチの定番は「三宅カレー」で、ジャガイモ、ニンジン、チンゲン菜など季節の野菜をトッピング。じっくり煮込んだフルーティーなルーの甘さと、ピリッとしたスパイスの絶妙なバランスも格別です。さらに、もちもちの玄米を使用しているのも健康的でうれしいですね。

絶品カレーだけでなく、季節限定のパフェも好評。契約農家から取り寄せた旬のフルーツをたっぷり使い、アイスやフルーツソースも全て手作りにこだわっています。春は摘み立て苺パフェ、夏は新茶や桃のフローズンパフェ、秋は和栗のパフェなど、８種類が順番に登場するので、季節ごとに違った味を楽しめますよ。

有鄰庵 岡山希少和牛店

岡山ならではの和牛を丼や握り寿司で味わえる

岡山県産の希少な黒毛和牛「千屋牛（ちやぎゅう）」の専門店。岡山県外にはなかなか流通しない肉を味わえます。看板メニューの「肉山雲海ローストビーフ丼」は、低温調理で旨味を閉じ込めたローストビーフを山の形に盛り付け、岡山県産の「黄ニラ」を漬けたしょうゆをブレンドした特製タレで味付け。サクラの木を燻製し、煙を閉じ込めた状態で配膳され、ふたを開けると雲海の中に肉の山が佇んでいるようにも見える演出も見応え満点です。自然農法で栽培された「朝日米」など、岡山県産の食材を使うことにもこだわっています。

ローストビーフに使用する以外のスジ肉なども余すことなく小鉢や汁物として提供。一部はテイクアウトも可能で、ローストビーフにぎりは、ごみが出ないよう容器の代わりに海老せんべいに載せて渡してくれます。

atelier ＆ salon はしまや

米蔵を再生したサロンで発酵食品を楽しむ

「atelier ＆ salon はしまや」は、倉敷市指定重要文化財に指定されている「楠戸家住宅」の米蔵を改装したサロン。白麹や酒粕、味噌などの発酵食品を軸としたドリンクやランチメニュー、スイーツを楽しめます。また、オリジナルのノンアルコールのカクテル（モクテル）のほか、白麹甘酒のスパイス・サングリアなど、発酵食品を使用した多彩なカクテルも揃っています。築約150年の歴史ある空間でリラックスしたひとときを過ごせば、心と体も整いそうですね。

併設するアトリエでは自家製ピクルスを製造・販売しています。羅臼昆布のほか、山椒・生姜といったスパイス、カルダモン、ローリエなどのハーブ類の香りを閉じ込めた味わいが特徴です。このほか、味噌やドレッシングをはじめ、さまざまな発酵調味料も購入できます。

倉敷美観地区のおすすめスイーツ

くらしき桃子 倉敷本店

旬なフルーツを使ったパフェが絶品

“くだもの王国”とも呼ばれる岡山が誇る新鮮なフルーツをふんだんに使ったパフェや、バラエティ豊かなスイーツを堪能できる古民家カフェ。1階ではテイクアウトOKなフレッシュジュース、ジェラートのほか、ゼリーやプリンなどのお土産品を販売しています。2階のカフェスペースは、アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家エミール・ガレの作品が展示され、ゆったりと落ち着ける雰囲気です。

パフェは常時5～7種類をラインアップしており、シーズンごとにメニューが変わります。「くらしき桃子」は、倉敷美観地区周辺に5店舗を展開しており、各店で味わえるメニューが違うので、ハシゴして食べ比べるのも楽しいですね。

パーラー果物小町

一年中フレッシュなフルーツを楽しめるパーラー

複合文化施設の「くらしき宵待ちGARDEN」内にある「パーラー果物小町」では、岡山県産の白桃やいちご、シャインマスカットなど、季節の美味しい果物の味わいを生かしたパフェやパンケーキ、スムージー、ソフトクリームなどが1年中楽しめます。

アンティーク風の家具や意匠が目をひく店内は、大正ロマン風のテーマでコーディネート。レトロな和服のようなデザインの制服とエプロンを着用したスタッフがもてなしてくれます。フルーツの旬に合わせてメニューが変わるので、Instagramで随時更新されている現在提供中のメニューをチェックしましょう。

飲食は店内のテーブル席や座敷席のほか、天気の良い日にはテラスや竹林庭園を望むGARDEN席でもくつろげるので、散策の休憩スポットにも最適。陽光の下で爽やかな風を浴びながら、美味しいソフトクリームやパフェを味わう時間は、まさに至福のひとときです。なお、店は事前予約制で、訪問前に電話で注文を伝えるシステムになっており、待ち時間なく目当てのメニューを味わえます。

おざきや 美観地区店

カラフルで可愛いおみくじ団子

倉敷川のほとりにある昔ながらの長屋風の店。ちくわやカマボコなどの練り物が評判で、新鮮な鯛のすり身をふんだんに使った「鯛ちくわ」や「うす板蒲鉾」は、職人が目の前で焼いてくれるので、出来立てアツアツをその場で食べられます。お土産として購入も可能です。

店内奥にある茶房コーナーでは、手作り団子やパフェなどの甘味類も味わえます。看板メニューの「おみくじ団子」は、彩り豊かな見た目の可愛らしさと、恋みくじ付きという点からSNSなどで注目を集めた一品。いろんな味の餡団子やフルーツ、ハート型のマシュマロを串に刺したもので、季節によってアレンジが変わります。店の前にある倉敷川沿いのベンチに座り、のんびりと景色を眺めながら食べるのがおすすめです。

倉敷うふ、いちご。

イチゴづくしのスイーツメニューが魅力

イチゴを使ったスイーツの専門店。熟練パティシエが手がけるパフェやケーキ、プリンなど、イチゴづくしのラインアップが充実しています。中でも「いちごミルク大福」は、こしあんとホイップクリームに包まれて、イチゴが一粒まるごと入った商品です。爽やかな香りと果汁のほどよい酸味と、こしあんの甘みがベストマッチ。愛らしい見た目も相まって評判を集めています。

イチゴカヌレ（270円）や、ころころいちごサブレ（648円）、いちごミルクバウムクーヘン（ホール・1296円）など、土産にもぴったりなテイクアウト商品も充実。店内奥にはイートインスペースもあり、美味しいスイーツの数々を、ゆっくり座って食べられます。カウンター席の周辺は、大きなイチゴが目を引くピンクの壁や、倉敷の町並みを描いたイラスト、川舟をモチーフにした棚など、写真を撮りたくなるポイントも豊富なので、お気に入りの1枚を撮影しましょう。

倉敷プリン

大正レトロがコンセプトのプリン専門店

マダガスカル産の高級バニラビーンズのほか、卵や生クリームなど厳選した素材のみを使ったプリンの専門店。看板メニューの「倉敷プリン」は、マスカルポーネチーズを隠し味に加え、オーブンでしっかり固めに焼き上げることで、濃厚でコクのある美味しさに仕上げられています。さらに、特製生クリームと赤いさくらんぼをトッピングし、銀皿に盛り付けることで、レトロな見た目を演出。大正時代の純喫茶をコンセプトにしつらえたイートインスペースとの相性もバッチリで、ノスタルジックな雰囲気にも浸れます。

テイクアウトできるプリンも販売。定番商品の「なめらかプリン」のほか、倉敷の特産品のデニムをイメージしたラムネジュレが鮮やかな「デニムブループリン」など、多彩なフレーバーを展開しています。さらに、岡山特産のフルーツとコラボしたプリンもおすすめです。

大手まんぢゅうカフェ

蒸したてホヤホヤの岡山銘菓を味わえるカフェ

甘酒がほんのり香る薄皮でこし餡を包んで蒸した、岡山の銘菓「大手まんぢゅう」。このカフェでは、工場から直送された「大手まんぢゅう」の蒸したてを食べられるのが魅力です。くどくない甘さで、温かくしっとりとした食感が、街歩きの疲れを癒してくれます。

イチ押しメニューは、饅頭がセイロに入ったまま出てくる「蒸したて大手まんぢゅうセット」。自家製の焙煎珈琲やラテ、厳選された玄米茶、地元酒蔵の純米酒など、大手まんぢゅうの甘さと相性が良い飲み物も用意されています。器に地元の伝統工芸品の「備前焼」が使用されているのもポイントです。

饅頭以外にも自家製餡を使ったぜんざい（900円）や、大手まんぢゅうソフト（450円）といったメニューもあり、一部はテイクアウトもできます。店内にはカフェのほかお土産品の販売コーナーも充実しています。

虹色商店

香ばしいバターと甘い蜜芋が決め手のもちもちクレープ

倉敷美観地区の中心部から離れた「奥クラシキ」と呼ばれるエリアに店を構える「虹色商店」は、クレープに定評のある店。古民家を改装した店内には甘い匂いが漂い、木の温もりがあふれる昔ながらの長屋のレトロ感も相まって、心落ち着く空間です。

クレープの美味しさの秘密は、焦がしバターに三温糖と小麦粉を混ぜたオリジナル生地で、もちもちの歯応え。クレープはバナナキャラメルやチョコレートナッツ、季節限定メニューなど約17種類から選べます。トッピングもできるので、自分好みにカスタマイズするのも楽しいですよ。

バラエティ豊かなクレープメニューは、甘いクレープ、ホットバタークレープの2種類に分けられます。甘いクレープには、岡山県井原市で栽培されている「早雲蜜芋（そううんみついも）」を使ったペーストがトッピングされ、芋の風味と甘さがアクセントになっているのも特徴です。クレープのほかにもパフェやドリンク、スムージーもあり、テイクアウトもOKです。

和平治商店

ソーダからひょっこり顔を出すくまさんのシャーベットにほっこり

「大原美術館」の東隣りに店を構える「和平治商店」は、漬物と佃煮の専門店。大根を麦味噌に柔らかく漬け込んだ「倉敷 和平治漬」（600円）をはじめオリジナル商品が豊富で、試食をしながら好みの味を購入することができます。

店内にはイートインスペースもあり、ドリンクやスイーツを片手に休憩も可能。中でも最近注目を集めているのが「ひょっこりくまさん」で、愛嬌たっぷりのくまさんの形をしたミルクシャーベットを載せたクリームソーダです。崩してしまうのが少しかわいそうですが、ソーダに溶かして飲むのも美味しくておすすめですよ。くまさんのミルクシャーベットは、他のドリンクにも150円で追加できるのも嬉しいですね。

はれもけも 美観地区本店

環境にも人にもやさしい手作りスイーツを堪能

「はれもけも」は、地産地消や無添加の素材にこだわり、身体にやさしいケーキ、菓子を提供しています。少し変わった店名には、“はれの日（おめでたいお祝い事の日）も、けの日（普段の日常）も、そばに置いて愛されるお菓子を提供したい”という願いが込められているそうです。すべての商品をパティシエが厨房で一から手作りしており、素材の風味をそのまま生かした美味しさが評判を集めています。

看板メニューの「バスクチーズケーキ」は、2種類のクリームチーズを混ぜ合わせ、表面の焦げの苦味と濃厚で力強い風味と、しっとりした口当たりが特徴です。4種類の味があり、一人で食べ切れる小サイズ（410円）のほか、お土産にぴったりなフルサイズ（2268円）も販売されています。

「チョコレート好きのためのショコラサンド」は、本格的なカカオの風味を味わえるBean to Barチョコレートを使ったテリーヌを米粉サブレで挟んだ一品。テリーヌの厚みは約1.7cmもあり、食べ応え満点。チョコレートの芳醇な味わいと香りを堪能できます。

Cafe BISCUIT

岡山の定番おやつ「シガーフライ」をディップで味わう

倉敷川沿いに佇む複合施設「クラシキ庭苑」の中にある「Cafe BISCUIT（カフェビスキュイ）」は、岡山のローカル菓子として60年以上も親しまれている「シガーフライ」を販売する梶谷食品のアンテナショップです。同社の各種ビスケットや、「シガーフライ」にキャラメルをコーティングした「キャラメルシガー」など店舗限定のオリジナル商品を購入できるほか、カフェスペースでこんがり焼き上がったビスケットを食べられます。

定番メニューの「ビスケットとディップ」は、5種類のビスケットの中から3種類、10種類のディップソースの中から4種類を選べます。バナナクリームや清水白桃ジャム、リンゴバターなどの多彩なソースにディップして食べることで、普段とは違ったビスケットの味わいを楽しめますよ。

moai 倉敷美観地区店

魅惑の“お芋すぎる”新感覚アイスクリーム

「moai 倉敷美観地区店」は新感覚の芋スイーツが評判の店です。看板メニューの焼き芋アイスは、専属の契約農家から仕入れたサツマイモを熟成させ、焼いた後に皮ごとマイナス60℃で急速冷凍してスライス。それから特殊な機械でバニラアイスに混ぜられ、自然な甘さの焼き芋らしい濃厚な味わいになっています。

焼き芋アイスは熟成度の異なる2種類があり、イモの食感をしっかり感じられる甘さ控えめの「ホクホク」と、紅はるかの濃厚な味でトロトロ食感の「ネットリ」から好きな方をセレクト。いずれも焼き芋そのものの風味を存分に楽しめますよ。さらに、アイスのみの「ベーシック」（580円）か、2種類のトッピングを載せられる「アドバンス」（780円）から好きな方を選びましょう。

「moai 倉敷美観地区店」は、「cafe Path（カフェパス）」の敷地内にあり、購入したアイスはカフェの店内で食べることも可能。観光の途中に立ち寄り一息つくのにもおすすめな空間です。一角には「九九華聯（キューキューファーレン）倉敷JEANS」というショップも併設され、地元の児島産ジーンズやデニム商品の購入もできますよ。

Ivy west gate（アイビースクエアカフェ＆ギャラリー）

倉敷アイビースクエアの西門前に佇むカフェ＆ギャラリー

倉敷美観地区に隣接する「倉敷アイビースクエア」は、明治時代に倉敷紡績所（現クラボウ）の工場だった建物や広場などをホテル・文化施設に再生した複合施設で、倉敷の一大観光スポットになっています。広大な施設の西門前にある「Ivy west gate」は、アイビースクエア直営のカフェ＆ギャラリーです。

果物と一緒に味わうサクサクの「アメリカンワッフル」や、チーズとマスタードの絶妙な味わいがたまらない「キューバサンド」など、こだわりのメニューを香り高いコーヒーとともに楽しめます。美観地区からアイビースクエアへ訪れる際に立ち寄り、一息つくのもいいですね。

倉敷美観地区のおすすめ食べ歩きコース

初めての人向け！定番グルメ制覇コース

SPOT.01	Cafe BISCUITの「BISCUITセット」 徒歩6分
SPOT.02	有鄰庵 岡山希少和牛店の「肉山雲海ローストビーフ丼」 徒歩6分
SPOT.03	大手まんぢゅうカフェの「蒸したて大手まんぢゅうセット」 徒歩3分
SPOT.04	くらしき桃子 倉敷本店の「ももこパフェ」

リピーター向け！注目グルメ制覇コース

SPOT.01	はれもけも 美観地区本店の「チョコレート好きのためのショコラサンド」 徒歩1分
SPOT.02	atelier ＆ salon はしまやの「麹仕込みのハンバーグ」 徒歩9分
SPOT.03	和平治商店の「ひょっこりくまさん」 徒歩2分
SPOT.04	moai 倉敷美観地区店の「お芋アイス」

まとめ

倉敷美観地区にあるおすすめの店15軒を紹介しました。倉敷にお出かけの際は、歴史ある美しい街並みの景色はもちろん、気になるカフェや飲食店に立ち寄って、岡山ならではのグルメを満喫してくださいね。

※この記事は2024年4月11日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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